猫一匹と人間二人の気ままな暮らし

東京郊外に住むアラサーの頭の中を綴っていきます

#27 【本】インナージャーニーに誘う3冊

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こんにちは、junnaです。

 

コロナ禍で外出もままならず、海外旅行なんてもってのほか、

という今日この頃。

そろそろ旅行に出たくてたまらなくなってきた私です。

 

ということで、

今日はこの旅欲(たびよく)を鎮めるために

直近で読んだ紀行文旅エッセイの本を3冊ご紹介します。

 

 

【1冊目】心の浄化のための旅

1冊目にご紹介するのが、

スリランカで、ほっ。仏教は心のアーユルヴェーダ

岩瀬幸代著

 

 この本は、図書館の海外コーナーをぶらぶらしてたら見つけて、

借りた本。

日本の大量生産大量消費に疲れ果てた著者(旅行作家)が

予てより惚れ込んでいたスリランカに飛び、

テーラワーダ仏教上座部仏教)の根付くこの国で、

人々が何を思い、暮らしているのかを取材した本です。

 

ここでざっくり仏教について説明すると、

日本の仏教は南無阿弥陀仏を唱えてれば出家せずとも

みんな救われるヨ!という大乗仏教ですが、

対してテーラワーダ仏教は、

出家して、修行を重ねたお坊さんが

やっとのことで解脱できるかできないか、という世界。

在家の人たちはお坊さんたちを心から尊敬していて、

応援も兼ねて(ちょっと語弊があるけども…)

食糧のお布施などをします。

 

本書では、スリランカの中でも仏教が深く根付いている

アヌラーダプラという都市で主に取材が進められます。

昔から続いてきたそんな習慣を引き継いでいく人々の心の中には、

共通の軸として、ブッダの教えがある。

大人から小さな子まで、ブッダの教えを肌で吸収している土地。

アメリカナイズされた日本のように物質的な豊かさはなくとも、

精神的に満ち足りている彼らから、

現代社会で心を潰さず生き延びるためヒントをもらえます。

個人的には、著者にはもうちょっと踏み込んだ取材をしてほしかったし、

随所随所に"あきらめ"が目立ったように感じたけれども、

インタビュー相手がお坊さんだったりするから、

仕方ないのかな。

 

ちなみに、テーラワーダ仏教に関する紀行文を

他にも読みたいという人には

ラオスにいったい何があるというんですか?』村上春樹

をオススメします。

 

 

【2冊目】内省的な旅

2冊目にご紹介するのは、

『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』若林正恭

 

 言わずと知れたお笑いコンビオードリー

若林が書いた旅行エッセイ。

これもまた日本の社会システムに疑問を持った著者が、

価値観が全く違いそうな国ではどうなんだろう?という

シンプルな疑問を携えて旅に出ます。

 

非常に内省的(というか底抜けに根暗)で自意識過剰な著者が

キューバモンゴルアイスランド

おっかなびっくりの一人旅をする話。

 

若林のエッセイは初めて読んだけど、結構面白かったです。

己の無知をカバーするために家庭教師を付けているらしいけど、

この人って相当地頭が良いんだろうなぁ、

と感じる考察を繰り出してきます。

巻末の"コロナ後の東京"もなかなか良い味出してました。

クスッと笑いながら気軽にインナージャーニーを決行したい人に

オススメの一冊。

 

【3冊目】冷静と情熱の旅

3冊目にご紹介するのは、

『遠い太鼓』村上春樹

 

遠い太鼓 (講談社文庫)

遠い太鼓 (講談社文庫)

 

 

村上春樹って、実はエッセイが超おもしろい。

彼の書く紀行文は、冷静な観察と、

ユーモラスで軽快な文章で進められて、

スラスラ読めちゃう。

実はこの本を読むのは2回目でしたが、

全く飽きずに最初から最後まで読めました。

 

この本は、著者が40歳を迎える直前に奥さんと

ヨーロッパで暮らすことを決めて、

ギリシャイタリアなどに数年間滞在した際のエッセイ。

 

村上春樹はこの滞在期間の間に

長編『ノルウェイの森』と『ダンス・ダンス・ダンス』を

書き上げます(いずれも私の大好きな小説)。

 

滞在先がパッションに溢れている土地であることと、

書かれた時期が著者の40歳目前という、

脂の乗っている時期であることも相まって、

フラットな目線で書かれた文章の下には

熱い血液が流れているような、

そんな、体温を感じる本です。

 

ヨーロッパに行きたい人、海外に住んでみたい人、

面白い紀行文を求めている人にオススメの一冊。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

海外旅行が解禁される日が来るのは

まだもう少し先かもしれませんが、

自宅に居ながらにして、頭の中で旅行をするのには

今が一番ぴったりな時期かと思われます。

 

この中で何か気になる一冊があったら

是非手に取って読んでみてください

(オススメがあれば教えてください)。

 

では、また。